with story 1.1.0公開

macOS用の小説エディターwithの最新版、with story 1.1.0を公開しました。App Storeから入手・アップデートしてください。

Mac版: with story

基本機能無料
アプリ内購入でPro版機能を開放

iOS版: with to go

iPhone、iPad版:500円

エディターのカスタマイズ

今回のバージョンでは、エディターのカスタマイズ機能を追加しました。この新機能は設定パネルのエディターにスタイルの項目から設定できます。

今回のアップデートでは、エディターの背景色とプレビュー、見出し、太字のフォントを調整できるようになりました。プレビューの書体を変更することでUDゴシックにしたときの視認性を確認したり、古風な明朝体に似合う内容が書けているか確認することもできます。太字タグで強調する部分を、明朝体の太字ににするか、ゴシック体にするかも決められます。見出しのフォントも自由に選ぶことができます。

見出しをゴシックに、背景にベージュを設定したエディターの拡大

これらのフォント設定はwithのプレビューだけでなくWord出力にも反映します(ここまで書いて気づきました。プロジェクトごとに設定できるといいですね。次のバージョンで対応します)。

折り返し設定

また、1.1.0ではテキスト編集モードやライブ編集モードでもアプリケーションやプロジェクトごとに設定した折り返しで執筆できるようになりました。紙面の行長がわかっている時は、字切れを意識した執筆ができるようになります。行頭に「た。」「る。」が続くようなことは減るでしょう。禁則処理はOS任せなので行頭に小書きの「ゃゅょ」が来たりしますが、とりあえずの目安としては十分ではないでしょうか。

SFマガジンと同じ行長にした〈宇宙島年代記〉の原稿

折り返しはWordの出力に反映しないので、Word側で設定する必要があります。Pro版を購入すると、自分で決めた折り返し量のテンプレートを作って、プロジェクトごとに指定できるようになります。連載のテンプレートにご利用ください(1.1.0で作ったテンプレートが選べないバグがありました。すぐに直します)。

対応している段落タグ

1.1.0での対応ではありませんが、小説の装飾に必要な字下げと太字の段落設定に対応しました。

下の例で、起動要素を書いている部分に、字下げと太字の段落設定をほこどしています。太字部分はW4のヒラギノ角ゴシック。紙面と似た雰囲気で書くことができるようになりました。


段落タグにはショートカットも追加しています。字下げが⇧⌘1~5、段落太字は⇧⌘B、地付きは⇧⌘Rとしています。段落タグのショートカットは⇧⌘をできるだけ使っていく予定です。

タグも増えてきました。複雑さが増えてきているのでバグも出ます(ごめんなさい。1.1.1で青空タグ対応を一つ直します)。

アップデートについて

自分の仕事のためにアプリケーションを作っていると、カスタマイズ機能には悩まされます。なぜなら、初期設定は自分が最も使いやすい状態になっているはずで、微調整したければコードを修正する方がいいからです。カスタマイズの必要はわかっていても、カオスを呼び込む調整機能なんて苦労を背負い込むのは確実です。今回のスタイルカスタマイズも身構えながらの実装だったのですが、動き出してみると、安心感の方が高まりました。

ツールバーやアウトラインを出さないzenモードも意味がありそうです。

今までwithの初期設定はOSの標準的な外観に、わずかな好みを反映させる作りになっていましたが、今回カスタマイズを実装するときに好みに由来する調整を全て捨て、OS標準を初期設定にすることができたのです。よくよく思い出すと、Scrivenerで書いている時、ちょっとだけブルーにしたりピンクにしたりしていたんですよね。真っ白な背景って結構書きにくいんですよね。

さて、これからiOSです。足回りの機能はmacOSと同等に似していますが、全く同じインターフェイスにすることもできないので少し困りもの。カスタマイズはどこまでやれるかな。

それではいい小説を書いてください。

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