先週末、iOS版のwith to goも初回リリースに入れてしまったバグ修正板を公開することができました。この間、仕事効率化ジャンルでは一位を維持。コンバージョンの半分がこのブログ経由なので、ここでお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
8月に入ってから公開したmacOS用のwith story 1.0.6、そして今朝公開したwith to go1.0.7では、資料カードに関する重要で大きな機能追加を行なっています。このエントリーではwithの資料カードの使い方をお伝えします。
資料カードとは
withのプロジェクトには、原稿ではないファイルも含むことができます。ゲラのPDFや作品の参考にする画像、人によっては降板表の表データなんかを置いているかもしれません。そんな原稿以外のファイルの中で、「📁資料」に含まれるMarkdownファイルは、特別に「資料カード」として扱われます。
資料カードの種類は人物、設定、場所、イベント、その他の5種類。アウトラインペインの「原稿以外のファイル」ではアイコンでも見分けられます(設定とその他は同じアイコンです)。

資料をクリックすると、ウインドウ右のコンテキストパネルに資料カードが表示されます。


マグノリア・ハウスや724が場所、久保田俊夫やセブンが人物カードです。登場人物一覧表を開くと、macOS版は右パネルに、iOS版はシートで表示されます。


withの資料カードでは、見出しと表、箇条書き、太字、リンク、画像を表現することができます。資料カードは同期機能を使ってiOSとmacOSで同じ状態を保つことができるので、iOSで資料を整えてMacで書く。またはその逆にMacで資料を積んでおいて移動中にiOSで書くことができます。
資料カードの作り方
資料カードの作り方は、MacとiPhone・iPadで大きく異なります。
Macはファイルメニューの「新規資料」から5種類の資料を作ることができます。資料の名前を決めたら、すぐに編集が始まります。プレビューされたMarkdownをクリックして編集することができます。


iOSには、まだ直接資料を作る機能がありません。しかしmacOS版にはない共有パネルからの資料作成が可能です。




iOS版はこのように共有パネルを用いて、テキストとWeb、画像を資料化することができます。資料の編集はシート上部の編集ボタン(鉛筆のついたボタン)をから行います。資料の編集には専用のエディターを使い、ツールバーにはメタデータの編集やリンクの挿入ボタンなどが用意されています。


資料の作り方-2
withは、フォルダーに格納したプレーンテキストを使いますので、AIエージェントとの共同作業も容易です。https://taiyolab.com/ja/2026/08/01/with-and-ai-agents/で紹介したagents.mdとreference-card-markdown-spec.mdを使うと、CodexやClaude Code、CursorなどのAIエージェントで、withの資料カードを作り、メンテナンスすることが可能になります。原稿が進むたびに登場人物を抜き出して資料カードを作ってもらい、その相互関係をリンクしてもらうようなことも、そう難しくはありません。
withとAIエージェントをぜひ参照してください。
画像の挿入
Mac版はデスクトップからのドラッグ&ドロップ、iOS版は挿入ボタンから画像を挿入できます。画像はプロジェクトに保存されて、スナップショットや共有の対象になります。


資料カードの今後
資料カードのMarkdownは、段落、見出し、太字、箇条書き、表、画像に対応していますが、これから数式やコードフェンスなどにも対応させていく予定です。そのような足回りの強化に合わせてMCPの実装を進め、withから直接エージェントを使って資料の整理ができるようになるところまでは進めたいものです。
私は資料の収集も整理も、執筆の一部だと考えています。
行動を共にするiPhoneやiPadで、小説を大きくしていきましょう。
