VS Codeの小説執筆機能拡張novel-writerの3.1.0を公開します。今回のアップデートでは文字数カウント機能に、400文字詰原稿用紙換算の枚数・行数表示を追加しました。もちろん、原稿フォルダーの総計機能や、原稿ツリー、締切フォルダーの目標数設定機能も対応しています。また、表示項目をプロジェクトごとに設定できるようにもなりました。原稿の種類やパソコンの画面サイズに合わせて設定できます。
VS Codeマーケットプレイス:novel-writer


原稿用紙枚数表示は(もちろんですが!)文字数を400で割ったものではなく、テキストを段落ごとに分解してから20文字で分解して行数を出し、20枚一まとめにして集計しています。空行を作ると1行増えますので、40文字で1枚分になるような原稿にも対応しています。追い出しや禁則処理は行なっていませんので実際の原稿用紙とは差が出てきますが、目安としては十分以上に使えるものになっているかと思います。
設定項目は、文字数表示、原稿用紙換算表示、編集距離表示、進捗表示の4つ。文字数だけオフにして原稿用紙の枚数を表示することも可能ですし、進捗を見ないようにすることもできるようになりました。全部オフにするとステータスバーの表示は消えます。

原稿用紙換算の時は、仕掛かりの枚数で表記します。19枚と15行書いている時は20枚15行、20枚ぴったり書いたときは20枚20行と表示します。
締切フォルダー機能も原稿用紙の枚数に対応しました。目標数を原稿用紙の枚数で指定するときは、小数で指定してください。十枚なら10.0と指定すると、締切フォルダーの目標と現在の執筆数量が原稿用紙換算になります。


原稿用紙を使う計量は紙の商業文芸と公募の他にはほとんど使われない数え方です。Web媒体ではほとんど使われませんし、雑誌も、見開き単位の原稿では文字数の方が便利です。それでも経験を積んだ作家や文芸編集者の多くは枚数での表記を好みますし、発注時には枚数表示が一般的です。原稿料だけはなぜか400で割った擬似枚数で数えられることが多いので釈然としないものがありますが、12年前は原稿用紙枚数で数えるやり方に全く馴染んでいなかった私でも、今では枚数の方が長さを把握しやすくなりました。ショートストーリーなら30枚。文芸誌の短編なら50枚、アンソロジーに力を入れた作品を送るなら100枚、300枚超えると薄い一冊にできて、600枚ならちょっとしたボリューム、800枚なら長めの長編になって、このご時世なら1,000枚まで一冊にできる――みたいな。
今年は、今回追加した枚数の把握が必要な書き下ろしに取り掛かる予定です。ご期待ください。