File770によると、9月26日発売の『Big Book of Cyberpunk(サイバーパンク大全)』の掲載一覧に、私の初翻訳短編『The Violation of the TrueNet Security Act』(翻訳:ジム・ハバート、名付け親はジョン・ジョセフ・アダムス)が掲載されるとのこと。
Violation of the TrueNet Securty Actは初の翻訳作品であると同時に、私にとって初の商業作品であり、初の短編小説でもある。また、多くの傑作選に収録された作品でもある。オリジナルの邦題はご存知『コラボレーション』だが、英題はジョン・ジョセフ・アダムスが提案してくれた。正直なところこのタイトルでなければここまで何度も掲載されることはなかっただろう。
ストーリーは、コンピューターがどのようにして命を得るかについて。舞台はGene Mapperと同じ世界。インターネットが放棄されP2Pセキュア接続をベースにしたトゥルーネットがコンピュータ同士をつないでいる時代。主人公は、インターネット・ジェネレーション・サーバーを保守する古いタイプのエンジニア。主な仕事は、今も勝手に動いているインターネット時代のサーバーを監視し、報告を受けて止めさせる仕事だ。しかしある日、彼は監視リストにコード化されたインターネット・サーバーの中に、自分が作ったサービスを発見する。そのサーバーは彼の設計通りに動いていたが、奇妙な方法でコードが変更されていた…。
The bell for the last task of the night started chiming before I got to my station. I had the office to myself, and a mug of espresso. It was time to start tracking zombies.
I took the mug of espresso from the beverage table, and zigzagged through the darkened cube farm toward the one strip of floor still lit for third shift staff, only me.
Violation of the TrueNet Security Act from LightSpeed.com
これをライトスピードに投稿し、本書に推薦してくれた最初の英文編集者ニック・ママタスに感謝する。